真理との出会い-その2


Yさんグループのメンバーが5人ほど集まっていた。

Tさんの印象は、歳の頃30歳前後。
それまでYさんに引き合わされたマルチビジネスの成功者のようなギラギラしたところはなく、とても礼儀正しく誠実そうな人だった。

最初にTさんは「私たちは『当たり前』という言葉をよく使います。「そんなの当り前じゃないか」という言葉を聞いたり言ったりした事がありますね?ではあなた方の当り前は何ですか?」と質問してきた。

私たちは「日に3度ごはんを食べるのは当たり前だ」とか「朝起きて仕事に行くのが当たり前だ」とか各々が思い当たる当り前を答えた。

Tさんはホワイトボードの中央に縦線を引き、私達の答えを線の右半分に書いていく。
参加者の当り前はほとんど右側に書かれたが、一人だけ「太陽は東から昇って西に沈む」という回答だけ左側に書いた。

全員の答えを書き終えるとTさんは「右と左に書き分けた理由が解りますか?」と訊いてきた。

誰も答えられずにいるとTさんは「右側の当り前は人間が考えた当り前です。立場や状況が違えば当り前ではなくなる当たり前です。左側の当り前は立場や状況に関係なく万人が万人認めざるを得ない当たり前なんです。
これから話す事は誰も否定出来ない当たり前の話です。大自然の当り前と言っても良い、ホントのホントのホントの事です。私個人の考えではありません。」と前置きして話し始めた。

私達もどういう話が聞けるか興味をそそられた。



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